【ビジュアル】グラフィックポスター

OVERVIEW

桑沢デザイン研究所 2年後期 ビジュアルデザインの授業にて制作。 夜間部選抜作品として、【卒業制作展 桑沢2023】に実物を出品した。

YEAR 2022 - 2023

■課題概要:

①非営利の民間組織の、シンボルマーク制作。

この団体はデザイナーが中心となって組閣されており、「デザインの力で、明るい未来へと広がる波紋を刻む」というテーマを掲げて活動しているという想定。

②上記①に所属するデザイナーが、「身近で魅力的な」モノをピックアップし、ポスターという媒体を通して展示会を行うことを想定。

以上2つのアウトプットを行なった。

■制作期間:約3ヶ月(2022.11~2023.01)


シンボルマーク制作について

デザインの力で、明るい未来へと広がる波紋を刻む」という非営利組織のテーマから、柔軟にキーワードを発想していった。


一部抜粋:

フラット、平坦、曲線、丸み、持続可能性、普遍的、縁の下の力持ち、意志の強さ、変化、手探り、未来、希望、清潔感


上記ワードをベースにして、連想できるような形に落とし込み、ラフを繰り返す。

シンボルマークサンプル一例


そのうち、具体的な1案を最終的に詰めて仕上げたのが以下の通り。

ポスター制作

私は古くから庶民に愛されてきた、「金太郎飴®︎」をピックアップ。
今もなお、作業の大部分が職人の手作業で作られており、かつ誰でも入手することができる。幼少期に一度は口にしたであろう普遍的なプロダクトに、改めて価値をつける気持ちで取り組んだ。

1枚目は飴職人の姿と作業工程を切り絵的な表現と掛け合わせて。

2枚目は職人の頭の中をビジュアル化したという想定で、敢えて図面のような機械的表現を追求した。


相反する2種のイメージだが、作者である私も「手作業」を中心とした工程を多く取り入れている。1枚目は直接紙に書いた絵をデータ上にトレースし、2枚目も飴本体は手描きである。


表現方法を模索しながら、完成ギリギリまで手を加えた2種類のポスターは

実際に卒展でも展示され、約3000人の来場者に直接見ていただくことができた。

当日の展示の様子


現在は桑沢デザイン研究所のホームページで、アーカイブが公開されているので是非ご覧ください。