六作目。騎士と宝石、聖女と花、そして婚儀を彷彿とさせる儀式の情景がインスピレーションとなり構築に至りました。
また、『たまきはる命』『陽炎の心燃ゆ』において、戦闘要素は男性PCのものであり、女性PCは守られる立場として描いていたため、本作では盟約に加えて「共闘」もテーマの一つです。
西洋風FTはジャンルとして非常に多彩ゆえに、それぞれが抱くイメージや認識の揺れが大きく、世界の根幹から作り上げなければならない難しさを痛感しました。
イベントには、交流の切欠となるもの、ファンタジーらしい景色が感じられるもの、PCたちの転機になりうる緊急事態かつ個性を活かせる戦闘イベント、親しい相手を誘い出せるもの等を意識して盛り込みました。
当初もっと多くのギミックを考えておりましたが、一ヶ月半では情報が煩雑になり運営にも影響するおそれを鑑み、最低限に留めております。
生み出すまでに時間を要したこともあり、一度きりとなるには惜しい世界観のため、同世界観を使った別の企画も構想中です。
ユグドル大陸にある二つの大国、ルトブルク王国とガルザ帝国はかつて大きな戦争を起こした。
ガルザ帝国との休戦協定が失効するまであと一年。
魔剣士と呼ばれる人道を無視した禁忌の武力に対抗するべく、
ルトブルク王国は新たな戦力を模索していた。
魔の力に対抗するべく立ち上がった王国の精鋭「ユヴェル騎士団」は、
聖なる力を身に宿す「花の聖女(フィオレス)」と盟約を結ぶ。
古の契約魔法『オース・オブ・ブロッサム』は
一度結べば解除の出来ない不可逆的な血の盟約であり、二人は永遠に契約関係となる。
代わりに得られる強靭な力こそ、唯一魔剣士に対抗し得る力だと信じて。
盟約を取り持つため、最後の「九月集会」が開かれる。
これは宿命を背負う者たちが、共に戦い共に生きる、ただ一人の相手を見つける物語―――
開催:2024年9月20日〜11月3日

