【前職のお話】広報時代に学んだことで今役に立っていること
前職では、リノベーション会社の広報として、約2年間正社員で働いていました。
初めて正社員として入社したのは、23歳の時でした。当時アルバイトしかしていなく、これといったキャリアはなかったのですが、業種未経験で採用いただきました。
正しい日本語で文章を書く力が身についた2年間
入社したばかりの頃は、取引先やお客さんにメールを送ったこともありませんでした。
新卒で入社した同い年の子たちより、1年間の差がありました。実は私の教育係を担当してくれた上司が私が辞めるまでの間、ずっと取引先やお客さんにメールを送る前に、メールの文章をチェックをしていただきました。
そのこともあって、間違った敬語にも気づけるようになり、正しい意味の日本語で文章を構成できるようになりました。
その上司から言われていたことは、
・させていただきましたという言葉。これは二重敬語で使用NG。
・また、演出という言葉は極力使わないこと。
当時はなんで演出といった言葉を使ってはいけないのかが、わかりませんでした。
今思えば、演出という言葉で、簡潔化させてしまうのではなく、具体的に文章にしてね。ということだったのだと思います。
また、始業と同時に毎日のようにスタッフブログを書き続けた結果、9時の始業から3時間後の12時には、2000字程の文章を楽々書けるようになりました。
スムーズにプロジェクトを進める文章の構成を考えることができるように
広報の仕事の中で、外部のメディアと社内の人の日程調整の仕事がありました。
当時の私にとっては、すごく苦手な仕事でした。
・欲しい回答をすぐもらうためには、どういう文章の組み立て方がわかりやすいのか。
・この人は18時以降の方が回答してくれるから、あと1時間待ってみよう。
・今のタイミングでどこまで答えれば、次のレスが少なくすむか。
など、文章内でのわずかな気遣いで、プロジェクトが円滑に進めることができるので、文章で社内の人を誘導できるような構成を考える能力が身につき、プロジェクトマネージメント力も鍛えられました。
自分の得意なことが初めて活かせた
私は入社する前から自分のInstagramを運用していたことから、Instagram運用の知識を少し持っていました。
社内にはSNSに疎い人が多かったので、SNS運用全般を任され、退職する前に2,500人フォロワーを増やすことができました。
投稿前に写真の色の組み合わせや、キャプション設定、ハッシュタグの設定を、工夫した結果、SNSを伸ばすことができ、設計士に教えてもらった言葉で、この間「会社名さんのInstagramとても素敵ですね!」とお客さんに言われたよ!と言っていただけることが増えて、私は裏方なので、直接お客様と接することがなかったのですが、そう言った言葉はとても励みにもなり、自信にもつながりました。
天職にたどり着くことができた
実は今のWEBデザイナーの職にたどり着くことができたのは、教育係を担当してくれた上司のおかげです。
「いずれサイトを自分で作れるとようになって」と、上司に無茶振りを言われてしまい、根が真面目な私は、スクールを探し始め、デザインについての考え方まとめでも、書いたスクールに入会しました。
そこで、「WEBデザインを仕事にしたい!」と強く思い、広報の職を退職したといった経緯です。
WEBサイトも情報を整理したり、プレゼン資料を作成したり、時にはライティングを行うことやデザインを説明することも多いので、構成を組み立てながら文章を書いて伝えるといった仕事が多かった経験が、今とても役に立っています。