【自主制作】オルビス カクテルグラフィー 広告バナー

OVERVIEW

スキンケア迷子の2~30 代女性向けにパーソナルスキンケアサービスを展開する、オルビスの新ブランド「cocktailgraphy」。広告バナーコンペに提出した作品です。要件定義に合わせ情報設計・デザインしました。【制作期間:2日 制作時間:8時間 ツール:Photoshop】

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【目次】
1.要件
2.制作物
3.デザインの意図

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1.要件

■テーマ
メディアサイトに掲載する広告バナー (リンク先は同ブランドの公式サイト)

■店名
cocktail graphy(カクテルグラフィー)

■目的
オルビスから発売されている、今のキレイと未来のキレイを引き出す「パーソナライズスキンケアサービス」の認知拡大

■ターゲット
・30代前後女性(これまでになかった肌の違和感を感じはじめる初期エイジング層)
・20代後半〜30代女性(多忙でライフステージの変化が大きく、肌のゆらぎに悩まれる敏感肌認識層)

■ペルソナ
「スキンケアを見直したいけど、どうすればいいか分からない」スキンケア迷子の方


■クライアント様要望・つけたいイメージ
・エイジングケアは"ここからはじめる"
・肌と自分に丁寧に向き合ってくれる”スキンケアのパートナー”


2.制作物


3.デザインの意図

■キャッチコピー
 ・メリット/ベネフィットの整理
   少ない情報の中で刺さるクリエイティブを制作するため、まずはサービスのメリット・ベネフィットを整理しました。

 例 メリット ⇨ 自宅で簡単に肌診断できる / 肌の状態に適した美容液が届く / アプリで持続的に肌の状態をチェックできる
   ベネフィット ⇨ 自分に合う肌ケアが見つかる、もう迷わなくなる


 ・ターゲット/セグメント
  用途(=アフィリエイトサイト等に掲載する)と、ターゲット(=比較検討層・潜在層向け)を考慮した結果、顕在層向けの要素は排除し、比較検討・潜在層に刺さるセールスコピーを取り入れることにしました。

 例1  新ブランドであるため相対的に認知は低い
   → ❌ 「商品名」や「オファー」の訴求
     ⭕️ 「ベネフィット」(=スキンケア迷子がもう迷わなくなる)を訴求

 例2  カクテルパーティー効果を使用(〇〇のあなたへ、〇〇の方へ)
   → ❌ 「商品名」や「オファー」の訴求
     ⭕️ 比較検討層に響きやすい「これまでの商品に抱くマイナスイメージ」を突き刺す表現と、潜在層に響きやすい「スキンケア迷子をやめたい」という「具体的な悩みを突き刺す表現」を併せ持つ表現を使用


 ・リズム感
   日本人が慣れ親しんだ音律で、印象に残りやすいとされる「5・7・5」の文字数に、サービスの特徴を凝縮しました。多くの情報が掲載される媒体の中でも、インパクトを出し、ユーザーの視線を集中させる効果を狙っています。


■構成
  ・最終目的であるブランドの認知拡大につながるよう、公式サイトへの遷移リンクを視線の法則(=Zの法則)に従った流れで配置しました。
 ・メリットを3点に絞ることで、ユーザーの頭脳的負荷を抑えながら、ブランドの価値を訴求できる設計にしました。

■デザイン
⚪︎トンマナ、色
 ・ブランドカラーの赤をアクセントカラーとして配色することで「情報の優先順位」をつけました。
  ・文字には薄くドロップシャドウをかけ、カーニングを調整することで、アートでミニマルな雰囲気のある写真・ブランドの世界観を活かしつつ、かつ文字に自然なインパクトを加えました。 

以上