激走!仙台-平泉240km自転車走破!

OVERVIEW

premiere Proで作成した動画です。18分30秒の長編です。

今年のゴールデンウィーク5月3日から4日にかけて、仙台から岩手県平泉奥州市まで自転車で走りました。その記録映像です。某バラエティ番組っぽく編集をしました。premiere Proを使い始めて3ヶ月、これまでの集大成的な作品です。ロングライド(自転車の遠乗り)を趣味としている僕は、premiere Proの勉強するために今回の旅を動画編集することを考えました。編集のしがいがあるようにできるだけ遠くの目的地をと考え、一度行ったことのある岩手県平泉と決めました。2年前の8月2日のことでした。その日は梅雨も明けて一番の真夏日。かなり無謀な挑戦でした。おかげで旅の目的の半分もできなく、いつかはリベンジをと考えていました。

冒頭はafter effectsで作成したアニメーションでのカウントダウンです。


某バラエティ番組を意識して作りましたが、1本のドキュメンタリー、1本の映画として作成しました。

動画の流れは某バラエティをほぼ再現です。BGM、SEと番組で使われているのを使いました。タイトルの動きなど完全再現させたかったのですが、そこまでの技術はまだ持ち合わせてはいなかったのでそこは残念です。

某番組風なので流れ通りに提供を入れました。最初はどうせパロディなんだからと実際のCMを入れてましたが、なんとなくそれは面白くないかなと判断しました。手抜き感を感じました。じゃあCMも作ろうということで、友人の経営するお店で実際に撮影しCMを作りました。一風変わった友人の店の魅力を伝わればいいなと思います。

番組の流れ通りに前枠も作りました。ここは番組を真似つつ、某ゆっくり動画風に作ってみました。丁寧な編集よりもちょっと雑に作りました。この辺は僕も照れながら作ったので本気っぽく作るのはためらった結果です。ここは勢いです。

平泉まで自転車で走るのは2回目です。前回は8月の気温が35度まで上がった日に走ったので色々と大変な目に遭いました。その反省を踏まえて5月、気温が上がっていない早朝に出発しました。

今回の撮影のために自転車に取り付けられるドライブレコーダーを購入しました。思ってた以上に鮮明な画像と音が拾えていました。8時間連続で撮ることができますが、8時間一気に撮ると編集ポイントが分かりづらくなるのでポイントだけを撮影しました。BGMは元々ネットにアップするつもりはないので版権物をたくさん使いました。今後はネットにアップすることを考え無料で使えるBGMやSEを使うことを考えます。

自転車ナビを使い距離を計測しながら走りました。

自転車で走る画だけでは面白くないので、途中何箇所か自転車から降りて旅ドキュメンタリーらしくハプニング的な映像も撮りました。これは三本木町の道の駅の名物ひまわりソフトクリームを食べられなかったというハプニング的映像です。

道の駅が開くのはAM9:00。ついたのはAM6:50頃。開いていないのは織り込み済みです。こういう画もあったら面白いだろうなということで撮りました。

天候は安定しませんでした。暑くないかわりに雨にたたられて途中びしょ濡れになりました。ここの一文字ずつ文字が現れるエフェクトは気に入ってます。流石に某番組のタレントのようなぼやき芸はできません。

仙台を出てちょうど6時間岩手県に入りました。2年前、自転車で走った時は8時間以上、35度という猛暑の中で熱中症寸前でよく無事だったなあと改めて思います。2年前に行く事ができなかった場所を巡りました。

ここは2年目に訪れようと思ってましたがフラフラでとてもじゃないけど余計な場所は行くことができず断念した場所でした、国道4号線から少し離れたところにあるので寄ることができませんでした。そのリベンジが果たせて満足です。岩手県の名前の由来が鬼が岩に手形を残したという伝承から来てるせいなのか鬼とは何かと縁があるのでしょうね。

厳美渓も2年前に訪れることができなかった場所です。雨がぽつりぽつり降っていましたが、空飛ぶだんごで有名な「かっこうだんご」を無事頼むことができました。この画は絶対撮りたいと思っていました。かっこうだんご、柔らかくて甘さも控えめで美味しかったです。

2年前の旅ではこの中尊寺が最終目的地でした。今回は中継点です。コロナ禍の中のゴールデンウィークでしたが観光客は結構いました。この時間になると天候も回復して陽の光も出てきました。濡れていた服も乾き快適に中尊寺を廻る事ができました。光堂はいつ見ても圧倒されます。

平泉町を過ぎて隣の奥州市に入りました。この旅の目的地に着きました。

自転車で走って10時間以上走行距離129km、長い長い自転車の旅でした。元々の計画では最終目的地は平泉中尊寺でしたが、計画中にGoogle MAPで見つけたある史跡の名前が僕をこの地に誘いました。

周りが田んぼと住宅地で、そこにひっそりとある御堂と仏塔、荒廃が進んでいてもう誰の管理もされてないような場所でした。でもここが僕の行きたかった場所なのです。その理由は……

僕のご先祖が祀られている場所だったんです。僕の家である安倍家は奈良時代まで遡って確認することができます。僕の生まれ育った鳴瀬町(現東松島市)はもちろんのこと、多賀城や仙台にも安倍家が歴史に関わっており、いずれはライフワークとして調べたいと思っていました。

特に奥州藤原氏とは関係が深く(僕の直接の先祖ではないですが)この場所に来る事ができたのは運命だと思っています。「安倍家のルーツを辿る」という明確な旅の目的ができ、動画を制作する理由も大義名分ができてよかったです。

歴史的資料は膨大にあると思うので調べがいはとてもあると思います。これを撮影道具も揃えてしっかりとした映像を残したいと考えています。三本木町とこことで僕が喋りましたがNG連発してどちらも10回くらい取り直しています。道の駅では人がいたので少し恥ずかしかったです。

旅の最終目的地でありましたが自転車で走るのは仙台まで戻らなければ行けないんですよね。家に帰るまでが旅です。

この後奥州市に残る安倍家の痕跡を追いました。衣川周辺はいくつも合戦場があり、全ては回りきれませんでした。今は昔、合戦場としてある場所も今はただの田んぼや畑や住宅が建っており、1000年以上も前にここで殺し合いがあったというのは信じられません。

ここで僕は旅が終わったという安心感というか油断していました。自転車がパンクしてしまいました。本当のハプニングでしたが、ここからどこまで自転車を押していかなきゃ行けないのかとか、パンクしてしまったショックだとか、お金いくらかかるかなとか頭の中がいっぱいで映像として全く残していませんでした。不覚です。

いわゆる後枠に当たる部分です。前枠の山崎努は必殺仕置人の念仏の鉄でしたが、それが八つ墓村の多治見要蔵に変わってるという「ギャグ」です。面白いかどうかは微妙ですが自分的には「やり切った」感はあります。

エンディングは佐野元春「サンチャイルドは僕の友達」。今回使われた音楽はあらかじめ何を使うか決めていました。出発はステッペンウルフの「ワイルドで行こう」そしてクラフトワークの「アウトバーン」等ここではこの音楽は使うということを想定して動画を撮りました。「何を撮るか決めていたので」実際にBGMを入れてみてほぼ思った通りの画ができ、編集もそれほど時間がかかる事なく編集する事ができました。(編集期間は1ヶ月)

今回の自転車の旅は前回やり残したことを全て回収する事ができたのでとても満足のいく旅でした。それを撮影し、動画として残す事ができたのもpremiere Proのソフトを使うことができたからでした。動画編集なんて難しいと思っていましたが、新たに自分のスキルができたことにより強い自信が生まれました。自分の持っているスキルは無駄にしたくはないです。仕事に活かしたいと思います。

ダウンロード期限:2024年6月23日(日)

SENDAIOUSYU240km.mp4 ↓