楽器の演奏経験や音楽知識、コード進行を知らなくてもソロ演奏が楽しめるデバイス。親指で「音の幅」、人差し指で「音の高さ」、中指で「音のタイミング」をコントロールする。
3つの指を適当に押すだけでいい感じのメロディーを自動生成し、本格的な演奏をしているような体験ができる。
自分はハードウェアの設計を担当したコンセプトからできるだけ簡単な操作にするため、入力を少なく、音階を割り振る以外の方法で設計しようと考えた。
初期は自分一人で考えていたために視野が狭くなっていまい進まなかった。そこでとにかく毎日違うプロトタイプを制作し、フィードバックをもらい、議論をしながら進めていった。
それまではバチやボタンなどをアクションを起こす設計が多かったが、議論の中で人間が最も使いやすい道具は何だろうかいうという話から、人間の体に装着する形となり、最終的に手に装着する形に落ち着いた。
Maker Faire Tokyo 2020出展作品