旅イベントで使用した抽選券

OVERVIEW

BackpackFESTAという、全国9都市で行う旅イベントの、大阪会場で使用する抽選券を作成しました。

YEAR 2019

株式会社TABIPPOが主催する、BackpackFESTA。このイベントが、一人でも多くの若者が旅に出るきっかけになるように、という願いを込めて毎年開催を続け、2017年からは全国9都市で開催しています。

この会社はベンチャー企業なので社員数は少ないのですが、この大規模なイベントや、他の活動を支えているのが、全国に300名ほどいる学生スタッフの存在です。

私も2017年度のスタッフをしていました。2018年度は留学をしていたので関わりはありませんでしたが、2年目のスタッフをしているメンバーから依頼を受け、イベントで使用する抽選券を作成しました。


【依頼内容】

○抽選会で使う抽選券の作成

↓参考画像

・座席の部分を抽選番号にするので、アルファベット1文字+数字2文字 が入るくらいのスペースを作ってほしい

・サイズは長財布に入るくらい

・行き先はグランキューブ大阪(会場)から7ヶ国(タイ、インド、ハワイ、パリ、ブラジル、オーストラリア、エジプト)分のバリエーションを作る

・納期は明日まで


【依頼を受けて、私からの確認事項とその返事】

・全国を通して、イベントのテーマは「旅人になった日」だが、大阪独自のイベントテーマはあるかどうか →ない

・国ごとに、わかりやすく色分けしたほうが良いか →色分けできるならしてほしい

・具体的にどの大きさで発注するか、用紙の種類、厚み等 →170×54mm

・各国何枚ずつ発注するのか →400枚ずつ(計2700枚)

・チケットにミシン目を入れるかどうか →値段が変わらなければ入れたい

・私が発注までするのか、データ作成まででいいのか →さすがに申し訳ないから発注はやらなくていい

・グランキューブ大阪からの航空券と依頼されたが、そのままカタカナで書いた方が良いのか。もしくはシンプルにOSAKAとローマ字表記し、行き先の国名も英語表記した方が見栄えが良いのではないかという提案 →カタカナは格好悪いからOSAKAで

・依頼文にはパリだけ都市名で、他は国名だったため、全て国名で統一し、フランスと表記した方がいいかどうか →国名で統一


【制作】

・イベントのWEBサイトを拝見したところ、ベースが黒で統一され、ロゴのフォントなどもおしゃれでカッコいい仕上がりになっていました。そこで、イベントのイメージに合わせ、無難なフォントではなく、少し上品さのあるフォントをチョイス。色もアクセントとなるよう、部分的に使用しました。

・また、色と行き先が違うだけでは、お客様にとって一瞬で見分けるのは難しいのではないかと思い、その国をイメージさせるようなイラストを描き入れました。

・大阪支部のキャラクター(たこ焼きを被ったもの)を飛行機の上に乗せることで、大阪から飛び立つというコンセプトを表現しました。


○フランス

→おしゃれなイメージがあり、はっきりした色よりも淡い柔らかい色の方があうと判断したため、このピンク色を使用しました。

→イラストは、エッフェル塔をチョイス。


○インド

→インドと聞いて思い浮かぶのは、活気のある街、香辛料やカレー、ミステリアスな雰囲気。よってオレンジ色が一番近いと判断しました。

→イラストはタージマハル。


○エジプト

→エジプトといえば、ピラミッド。スフィンクス。ミイラなどの古代文明が発達した場所。石の色などから連想して、一番近い黄色を選びました。


○ハワイ

→日本人が大好きなハワイ。あの透き通った海の色、青空からイメージして、涼しげで淡い水色をチョイス。

→南国ならではのハイビスカスを描きました。


○ブラジル

→国旗で森林をイメージしている、緑色を使いました。

→イラストは、コンコルバードのキリスト像。


○オーストラリア

→オーストラリアといえば、国旗から青というイメージが強かったので青に即決。

→イラストはコアラにしました。


○タイ

→タイといえば、LGBTQに寛容なイメージがあるのでレインボーにしたかったのですが、他の国に合わせて単色にしました。仏教大国であり、神秘的な雰囲気をもつ紫に決めました。

→イラストはゾウ。


【追加依頼で、裏面も作成】

切り取り線が入っているので、切り取った後のことも考えたデザインに。

「旅人になった日」というイベントのテーマに合わせて、出国スタンプを切り取り線にかぶるように配置しました。


○パリ


○インド


○エジプト


○ハワイ


○ブラジル


○オーストラリア


○タイ