フライヤー制作

OVERVIEW

SHElikes MULTI CREATOR COURSEの課題で、骨格理論に基いたスタイル提案が売りの美容室の特別キャンペーンフライヤー制作に取組みました。(制作時間:18時間)

|クライアント情報 

 クライアント情報 

SHE Tokyo(架空)▶︎ 銀座に拠点を構える、骨格理論に基いたスタイル提案が売りの美容室。オーダーしていただいた髪型をそのまま再現するのではなく、一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限似合うようにカスタマイズし仕上げることを得意としている。

スタイリストは皆モデル御用達の有名店で腕を磨いた実力派。


要件 

目的 ▶︎ オープン/キャンペーンの告知をすることで新規会員を大きく獲得すること。認知を得ること。

ターゲット ▶︎少し高めの料金設定であっても確かな腕のスタイリストに担当してもらいたい、ヘアスタイルにこだわりがある方。


制作したチラシ

表面


裏面



|工夫したところ

*目的と視線誘導を意識した情報設計*

情報をZ型の視線誘導でインプットできるよう設計しました。その中でも、クライアントの売りポイントである「骨格理論に基いたスタイル提案」、グランドオープン&キャンペーンの情報 が特に目に入るよう大きく表示させました。

1. 美容室の名前 ▶︎ スタイリッシュなレイアウトにすることで印象に残す

2. 美容特徴&売りポイント ▶︎ 他店舗との差別化でターゲットに興味をもってもらう

3. グランドオープン&キャンペーンの情報 ▶︎ 目的の新規会員獲得に繋げる

4. 美容室の特徴の詳細情報 ▶︎ 美容室についてより詳しく知ってもらう

5. 美容室の基本情報 ▶︎ 予約に必要な情報を知ってもらう


裏面は、ヘアスタイルにこだわりがあるターゲットのニーズに合わせて「実力派のスタイリスト」についての情報を一番上に表示しました。また、スタイリストについてより多く情報を得られるようSNS(Instagram)のアカウントも記載し、その場でアクセスできるようしました。

その他、多くの情報量の中でも視認性を上げるための工夫をしました。

・電子マネーの詳細はアイコン表示にし見た目をスッキリさせました。

・500円OFFのクーポンに気付いてもらうために、アクセントカラーを使って目立たせました。

・デザインの4大原則「近接・整列・強弱・反復」を意識して情報を配置しました。


*クライアントのイメージに沿ったトンマナ設定*

クライアントやターゲット情報を下記のように分解してトンマナを設定しました。

銀座 ▶︎ 大人・高級感・おしゃれ ▶︎ 落ち着いた高級感

骨格理論 ▶︎ 素材を活かす・ベストな髪型 ▶︎ デザイン性

実力派スタイリスト ▶︎ 腕に自信あり・かっこいい ・有名▶︎ スタイリッシュ

カラー▶︎

ベースカラー:明るい灰色の青色(ゲインズバラ色)

メインカラー:濃い緑色(ダークグリーン)

アクセントカラー:薄いオレンジ(ピーチ・パフ)

ベースになる文字色をグレーにすることで”大人な高級感”を表現しました。


フォント ▶︎ 文章は基本的に読みやすいよう”游ゴシック体”を使用。その他、タイトルやポイントとなる数字には、”Baskerville"を使用し「高級感」や「スタイリッシュ」さを表現しました。

あしらい ▶︎ トンマなに合わせた写真選びに加え、背景に同じ写真を大きく配置し、透過させることで単調にならずリズムをもたせるデザインに仕上げました。

(メインビジュアルの写真は、特に”美容室のチラシ”だとパッとみて分かるようにヘアスタイルに焦点を当てた配置にしました。)


予約導線にQRコードを追加する*

クライアントの必須要件では電話番号のみでしたが、クライアントの「新規会員の獲得」という目的を達成するために予約専用のQRコードを載せました。


|制作を通して学んだこと 

1. LPの目的やターゲットを考え抜くことで軸がぶれないデザインができる

WEBとは異なり、紙面には枠の制限があるため情報量が多い中でも読みづらくならないよう意識しました。目的と視線誘導を意識した情報設計や基本的な整列や適度な余白を作ることが大切だと学びました。


2. フライヤー制作における一連の流れ

・入稿前に画像は埋め込みをし、文字はアウトライン化すること。

・トンボが隠れてしまうと印刷トラブルに繋がるため、トンボレイヤーは一番上にしておくこと。

・「ドキュメントのラスタライズ効果設定」の解像度は、300ppiまたはその他350ppiに設定にしておくこと。

など今回のフライヤー制作を通して必要な過程を学びました。

今後も入稿前に必ず確認をしていきたいと思います。