目次
① 要件
②工夫したこと
③サイトのリンク
①要件
- クライアント情報
<クライアント名:クローバー法律事務所>
創業40年親の代からの営業。現在2代目(41歳・独身)。
不動産売買の手続きやトラブルに強く。自身も不動産物件を多く所有する。
堅実な仕事には定評があり、固定客を数多く持つが、親の代からの引き継ぎのため高齢化や代替わり時に離れていった顧客があるため会社としての成長は止まってしまっている。 - 目的
新規顧客の確保。特に遺産相続(終活)を考えている顧客を持ちたい。
まずは「お問い合わせ」「無料相談」などの電話での問い合わせ件数をWebサイトで得たい。 - ターゲット
終活世代のご老人の子どもたち - ペルソナ
【属性】50代 既婚男性 高槻市在住
【背景や行動】親の資産は4000万〜5000万。兄弟が3人いる。父から、自らの死後遺産相続による争いは避けたいと考えていると相談された。
母は昨年他界。それによって父は終活を考えるようになった様子。よく実家に足を運ぶ。
【ニーズやゴール】地元密着型の、遺産相続をメインに取り扱っている法律事務所に相談したい。まずは簡単に電話で問い合わせをしてから、父を連れて事務所に訪れたい。
②工夫したこと
■ゴールの設定
電話で簡単にお問い合わせができることがサイトの目的であるため、ヘッダー部分に電話番号のロゴを設定しました。
生前贈与や、遺言作成などの、遺産相続関係の顧客をメインにもちたいことから、そのテーマがファーストビューでみえるようにレイアウトしました。
■デザイン
創業40年の安心感や、親しみやすさをイメージして、キーカラーは落ち着いたグリーンにしました。ほかはグレーとブラックで統一しました。
法律事務所の知的で落ち着いた雰囲気をイメージして、フォントは明朝体で揃えました。
■レスポンシブ対応
終活するご本人と、その子どもがみることを想定して、PCからSPまで様々なデバイスで閲覧できるようにレスポンシブの設定を行いました。
現在はSPの利用率が高いため、まずはSPデザインを先につくり、PCにレスポンシブ対応させるようにしました。
■ユーザビリティの向上
クローバー法律事務所は法人関係のサービスも行っていますが、沢山のニーズと選択肢を提示するとユーザーを迷わせることになると考えました。あえてターゲットを個人の遺産相続関係のクライアントに絞りデザインを構築しました。
ヘッダー部分に電話番号のロゴを設定することで、ページをスクロールしたり、ページをまたいだりすることがなく、指またはマウスの移動量を小さく抑えました。
またSPデザインの電話番号のロゴをタップすると、リンクで通話画面に移れる設定にして、ユーザーに複数の画面を往復させる手間を削減しました。
ナビゲーションに関して、SPデザインはハンバーガーメニューでつくり、PCデザインはハンバーガーメニューを解除して横並びに表示させ、タップまたはクリップの回数を減らしました。