それいけ!まつむらくん
大学1年生の春学期の成績や生活習慣は、その後の大学生活に影響するといわれてます。 新大学1年生の松村くんが軽音楽サークルに入り、大学1年生の春学期を過ごす育成アドベンチャーゲームです。
2022年 9月
『それいけ!まつむらくん』
【ゲーム内容】
僕が所属していた軽音楽サークルの友人村松くんへの誕生日プレゼントとして作ったゲームです。主に音楽、グラフィック、その他の班で分かれて総勢6人で作りました。
またパッケージ化もしてプレゼントし、表紙はパワーポイントで作成しました。
新大学1年生松村くんはバイトや楽器練習、Twitter徘徊、勉強等をして春学期を自由に過ごしていきます。
プレイヤーは過ごし方を自由に選択でき、選択次第でステータスが変わっていきます。ステータスの値で春学期以降の松村くんのその後の大学生活(エンディング)が変化します。エンディングは8つあり、Bad ENDからTrue ENDまで用意されています。
【自分の主な担当】
- プログラム
- シナリオ
- 映像
- 企画
【プログラムについて】
<使用したツールや言語>
- TyranoScript
- Tyrano Builder
- JavaScript(一部)
- HTML/CSS(一部)
TyranoScriptはベースがJavaScriptの言語で、Tyrano BuilderはビジュアルノベルゲームをUIのマウス操作で作れるツールです。C#とUnityの組み合わせのノベルゲームに特化したバージョンというイメージに近いです。
<苦労したこと>
- JavaScriptを用いた実装
- CSSを変更することによるUIのカスタマイズ
【映像について】
ゲーム内OPとEDをどちらも作りました。
<OP映像>
自分がビジュアルノベルゲームが好きだったこともあり、映像の系統はビジュアルノベルゲームのOP映像でよくあるような要素を取り入れてみました。
<ED映像>
人生で初めて作成した映像作品になりました。True ENDでは感動系のエンディングにしたかったので、爽やかさと切なさを感じるような動画を作りました。
<苦労したこと>
- 曲のイメージと映像とのすり合わせ
- 動画編集ソフトの使い方の勉強
今回はシナリオや企画、映像を自分でやっており、音楽は友人に頼んでいたため、作って欲しい曲のイメージを的確に要望することが必要でした。自分が映像でやりたい表現と、友人が得意な曲調や音楽的表現とがそれぞれどういったものなのかをメモに書き出したり、簡単な絵コンテで描いてみたりしました。お互いにコミュニケーションをとることでお互いのやりたいこと、できることとのバランスが取れている映像が作れました。
今回使用した動画編集ソフトは「motion5」というソフトで、サブスクのAdobe製品と異なり買い切り約6000円でAEと同じような編集ができるソフトです。しかし利用しているユーザーはとても少なく、日本語で発信されている情報だけではmotion5の機能を完全に学習することは難しいです。そこでYoutubeで海外の動画を検索することで、日本語の情報では紹介されていなかった便利な機能や表現方法を学びました。結果として光漏れやモーショングラフィックスなどの表現を使って映像を作ることができ、プレゼントした友人だけでなく、他のサークルの人たちからも「完成度が高い」といってもらえました。