#ネオおばあちゃんち とは
東京都国立市谷保にある元は数年空家になっていた畳屋さん。
店舗空間を活かしながら、土間があって小上がりの畳の部屋がある、懐かしいけどどこか新しいおばあちゃん家🏡そんな空間に改装しました✨
#駄菓子屋#文房具屋 等をやりながら、地域に根ざしたイベント等を行っています。
やったこと
コロナ渦における #これからの家と庭 を考える #HEREProject に参加したことがきっかけで、オフラインからの場・コミュニティ形成のUXデザインをさせていただきました。
私たちのチームは、国立市の谷保という地域のとある方の家を地域に開いていきたいというご夫婦のご希望を叶えていくべく、「地域の特性」「ニーズ」「コミュニティの土台づくり」「オンラインの活用範囲」などについてプレイベントや日々のちょうど良い運用イメージなどを固めてきました。
#ネオおばあちゃんち の現在
見通しが立ったところでプロジェクト自体は一旦終了となりましたが、今後もご夫婦がご自身たちと、コミュニティの土台となってくれる方々と一緒に活動を継続していくということになりました。今では地域の方々と少しずつコンテンツを増やしたり変化させたりしながら楽しく運用してくれている様子がSNSアカウントの発信から見て取れる状態になっています。
チャレンジしたこと
実際に地域に少しずつ開いて馴染んでいくための仮説検証をする際、該当ユーザーに、#ネオおばあちゃんち での体験を予期してもらう必要があります。予期できないと期待もできないので検証に巻き込ませてもらうことも難しいですよね。
そこで、「#ネオおばあちゃんち とは一体何なのか?」「そもそも何のために何をやろうとしているのか?」という、テキストや言葉だけでは伝わりにくい文脈や細かいニュアンス、雰囲気を関心を持ってくださった方に土台づくりや方針ぎめの過程を、地域の皆さんに見える場でも行いました。
「何かしてる感」を出すために、下記のような検証を行いました。
- ちょ祭り(ちょっとした祭り)
- 似顔絵屋さん
- 地域コミュニティの活動に参加
- 落語会
すると、地域の方々が「ここは何をやっているところですか?」と訪問してくださるようになりました。また、Instagram/TwitterなどのSNSや、音声配信アプリ等でも雰囲気を伝えることで、地域外の方々にも谷保という地域の魅力を知ってもらうきっかけになったり、活動自体に関心を持っていただきイベントに参加してみたい、コラボしてみたいと声をかけていただけたりするようになりました。
このように、オープンな情報とクローズドな情報の中間地点の「放課後」「楽屋」の雰囲気が伝わると、疑似体験をすることが可能であり、ほどよい体験設計と、カジュアルさがコミュニティの入口として最適だったのではないかと考えています。
プロジェクト立ち上げ時期の様子