PORTFOLIO

OVERVIEW

清水琢巳のポートフォリオです。

YEAR 2020

今回はポートフォリオということで、

現在私が行っている活動を、1つの記事にまとめます。

私は青森大学のソフトウェア情報学部の角田研究室に配属され、

部活動は男子新体操に所属しています。

現在、僕が行っている活動は主に2つあります。

それは


「Fake to Real」

「男子新体操国際化プロジェクト」


です

 1つ目の「Fake to Real」とは、私が研究室で仮想を現実にというテーマで行っている研究です。

 その研究は「人を楽しませるコンテンツを作成する」「自分の中にあるイメージを可視化する」「この分野の知識・技術を最大限尖らせる」を主な目的とし、「Maya, Unity, C#のスキルアップ」「将来やりたいことの予習」を目標として活動しています。

 主な活動内容としては、「Mayaを使用してできるだけリアルを再現し、その映像を3Dホログラム等の技術で出力することで第三者に楽しんでもらう」「Unity, C#の知識を深め、そこで作成したものを体験してもらう or 作り方を教えることにより、第三者に楽しんでもらう」というものです。

 私自身3年生ということもあり、研究室に配属され研究テーマを確定させたのもごく最近のことなので、まだ未設定で不確定な部分等は多々ありますが、目的・目標を達成できるように日々活動しています。

 ここで、「Fake to Real」で作成した作品を3つと大学祭で活動したこと、そして研究成果として2種類のスクリーンを紹介したいと思います。

 まず一つ目は、この研究を始めるきっかけでもある男子新体操の再現3Dホログラム です。マットをバックにして実際に人がその上で踊っているように見えるよう作成しました。

 なぜこれを作成しようと考えたかというと、Mayaというツールの存在を知ったときから、「人型のモデルを作成して、男子新体操をさせたい」という気持ちがあったからです。しかし、初めから人を作成するのは難易度が高かったため、この作品の前に2体別のモデルを作成して練習しました。まだ3分すべての演技には程遠いですが、じっくりと完成まで練っていきたいと思います。

 こだわった点は、モデリングでは何かのキャラクターを再現しようとはせず、できるだけリアルな実際の人間に近い物を作成しようと心掛けたことです。その他にも、手足の指や身体の膨らみ、ユニフォームの再現、GIMPを使用したテクスチャの作成等にこだわりを持って作成しました。アニメーションでは本物を知っているため、それにどれだけ近づけるかを意識して作成しました。


 私が、初めて作成したのは千葉県のマスコットキャラクターのチーバくんでした。独学で「Mayaはじめてのモデリングの教科書」という本で学習をはじめ、その本に習って作ったのがチーバくんです。

 このチーバくんを作成したことで、Mayaの基本操作を学ぶことができ比較的シンプルな形をしているため、挫折することなく楽しんでこの作品を作成することができました。


 2番目に作成したのは、私の1番好きな動物であるチーターでした。作成理由としては人間より簡単そうで好きな物だったからです。今回のチャレンジとしては、本を見ずに1回目の知識をしっかりと思い出し、復習をしながら作成することでした。結果的にはチーターを再現することができ、思い描いていたものを形にすることができたと思います。


 2020年10月3・4日に行われた大学祭で、チーターとチーバくんを3Dホログラムで表示した物を研究発表として、展示させていただきました。

 当日は、幼稚園生からご年配の方まで、たくさんの方に足をお運び頂き、興味を持っていただくことができました。小学生や中学生には、夏休み中の自由研究としてスクリーンの作成方法を教え、ソフトウェア関係の高校生・大学生には、実際にMayaで作成した実物を見せながら作成方法を教え、大人の方達には映し出す原理等を説明することで、関心を深めていただくことができました。

 そして、実際に「お家に帰ったら作ってみたい」「来年この大学に入ってこういうことがしたいです」「不思議だね」「ずっとみていられる」などの声を聞くことができました。

 初めての研究発表の場となりましたが、良い経験をさせていただくことができたと思います。これからもこの研究を継続し、またたくさんの方達に喜んでいただけたらと思います。

最後に上記の研究から得た成果発表として2種類のスクリーンを紹介します。

まずはスクリーン第一号、4面体のスクリーンです。


この写真を見ていただけるとわかるかもしれませんが、このスクリーンに物を写そうとするとどうしても範囲が限られてしまい、小さくなってしまうという欠点がありました。実際にこのスクリーンは大学祭で使用した物なのですが、このスクリーンに気づかずスルーしてしまう来場者の方々も多く、遠くからでは何をしているのかさっぱりわからない。という問題点がありありました。

そこで作成したのが第2号 iPadの大きさに合わせた1面体のスクリーンです。

まだこのスクリーンを使用しての展示実験は行っていないのですが、初めの男子新体操再現ビデオでご覧いただけた通り、かなり見やすく再現できていました。また箱型のため安定感も強く振動にも強い点や、蓋を用意したため4面体の時より、少し明るくても見えるというメリットが生まれました。

私はこれからもこの研究から人を感動させることについてさらに探究していきたいと思います。


 2つ目の「男子新体操国際化プロジェクト」とは、私が小学3年生から始めた男子新体操というスポーツを国際的なスポーツにすることを目的として、私個人が活動しているものになります。

 日本発祥の男子新体操は、まだ世界に広まっていないスポーツの1つです。現在私が知るところでは、アメリカ、ロシア、カナダ、オーストラリアでは、少しずつではありますが競技人口が増えてきています。ですが、まだ数えるほどしかいないというのが現状で、オリンピックスポーツになるためには、まだまだです。

2019年の4月から私はアメリカのボストンにある、「Boston Rhythmic」という新体操クラブチームで、子供たちへ男子新体操を教えるために1年間語学留学をしました。

 その留学を経て、男子新体操の課題や私のこれからやるべきこと・役割を考え、これまでの経験を活かして、2020年6月からこの活動を開始しました。この活動の動画は、YouTubeの方に載せています。

 この活動は、「男子新体操の国際化を目指す」「日本の古き良き伝統を男子新体操を通じて世界に広める」を目的とし、「ルールブックの翻訳」「男子新体操に必要な練習の分かりすい動画を作成する」ことなどを目標に活動しています。

 まだまだ英語のスキルや、どのように伝えることがベストなのかなど手探りな活動ではありますが、このスポーツの未来のために活動を継続していきたいと思います。

 今回ご紹介した研究や活動については、詳細をworksの方ですでに紹介していますので、ご確認いただけたら幸いです。

 私は、今回紹介したこと以外にも様々な仕事や活動を個人で行っています。


 それらの活動を以下に載せますのでご覧ください。


ダンスや新体操で使用する曲編集

新体操だけでなく現役ダンサーなどから編集の依頼を受けるなど

100曲以上の曲編集経験があります。

例:編集前 編集後


新体操で使う手具の装飾・デザイン

実際にデザインを描きテープカットから貼り付けコーティングまで行っています。


SNSでの書籍記録・紹介

知識が足りないと思うことが多く趣味として始めた読書ですが、

今では生活のなくてはならない活動の一部となりました。

これからも知識を蓄え続け自分ものにしていきたいと思います。



 これら全ては、私の好奇心や2つの想像力・創造力を人のために使いたいという想いに従い行動した結果によるものです。これは他の人には真似ることのできない長所であると考えています。ですが私の短所として、広く浅い、器用貧乏になってしまうという傾向があります。その点を意識して、様々な能力を最大限尖らせることができるように、活動を継続していきたいと思っています。