【課題】UI/UX改善
既存Webサイトの課題をUI/UXデザインの視点から分析し、改善提案を行いました。ヒアリング内容をもとに課題を整理し、UI改善から提案資料の作成まで一連のプロセスを提案しました。
課題要件
◯クライアント情報:THE VEGE LODGE(ザ・ベジ・ロッジ)
- 『野菜がたのしい』普段の生活では味わえない食と暮らしを体験できる宿泊施設
- 自家菜園での収穫体験や、野菜をふんだんに使用したコースディナーを提供してお
り、自然と食を楽しむことができる。 - 日常から少し離れた環境で、訪れた人が「普段の生活では味わえ
ない食と暮らし」を体験できる。
◯課題
クライアントより、予約導線において以下の離脱率が高いことが共有された。
- お部屋選択ページ:42%
- 宿泊日選択ページ:63%
- 宿泊プラン選択ページ:38%
- お客様情報入力フォーム:24%
◯目的
- 予約率の向上(離脱防止のため、導線をシンプルに整理し、直感的に操作できるUIにする。)
- ビジュアル訴求(SNSでの第一印象を重視するユーザーに向けて、写真を中心としたビジュアル訴求を強化し、予約率向上を目指す。)
◯ターゲット
- 20代後半〜40代前半の都市部在住の方々
- 忙しい日常から離れて自然の中でリフレッシュしたいという女性
- 子どもと自然体験をしたいというご家族層
提案資料
●予約導線の改善

予約導線を見直し、「宿泊日選択→お部屋選択」の順に並び替えた。
部屋選択ページでは、写真や設備情報によって宿泊への期待が高まる一方で、希望日程の空室が確認しづらいことにより、ユーザーの失望感が増大している。特にInstagram経由の流入ユーザーはビジュアル起点で期待値が高いため、情報設計の分かりにくさが離脱につながっていると考えた。
①お部屋選択ページ(離脱率42%)
◯仮説
- 選択項目が多くユーザーが意思決定に時間を要し、離脱に繋がっている。
- 部屋ごとの違いを示すアイコンの視認性・理解性が低く、情報把握に負担がかかっている。

②宿泊日選択ページ(離脱率63%)
◯仮説
- 前ページでの期待値が高まった上で、空室状況が分かりにくいことが離脱に繋がっている。
- 空室状況がわ分かりづらく、日程の選定がしにくい。

③宿泊プラン選択ページ(離脱率38%)
◯仮説
- 選択肢が多く、選択の負担が大きくなり離脱につながっている。
- テキスト中心の構成により、情報の把握に時間がかかり、閲覧の負担が増している

④お客様情報入力フォーム(離脱率24%)
◯仮説
- どの項目に入力すべきかが直感的にわかりにくく、入力時の迷いが離脱につながっている。
- エラー箇所が特定しづらく、再入力の手間が負担となっている。

自主提案・改善提案
●トップページ
◯仮説
- Instagramからの流入ユーザーが多く、ビジュアルへの期待値が高い中で、トップページとの間にギャップが生じている。
- カードに統一感がなく、ビジュアルから得られる期待感を損なっている。

●お部屋詳細ページ
◯仮説
- ページが長いため、スクロール負担により離脱が発生している。
- CTAがページ下部にしかなく、ユーザーが気づかずアクションに至っていない。

●ディナー選択ページ
◯仮説
- メニューが3種類あるにもかかわらず写真が同一のため、差別化ができておらず、ユーザーの期待値を下げてしまっている。

●ご予約内容の確認・完了ページ
◯仮説
- 各ページでデザインに統一感がないため、視認性が低下している。
- 確認画面が、ボタンまでが長すぎて見落としてしまっている。

◯工夫したところ
デザインに統一感を持たせることで一貫性を高め、ユーザーに安心感や信頼感を持ってもらえるよう工夫しました。さらに、直感的に内容を理解できるよう、アイコンや写真の視認性を高めるなど、視覚的な分かりやすさも意識しました。
最も悩んだ点は、お部屋選択ページの設計です。部屋タイプは3種類である一方、禁煙・喫煙や朝食の有無といった条件も選択する必要があり、どのような構成が最も理解しやすいかを検討しました。
◯制作を通して学んだこと
ユーザー目線で実際に利用してみることの重要性を学びました。一般的に用いられているUIの形式を調べ、ユーザーが迷わず操作できるデザインにすることが大切だと感じました。また、課題に対して仮説を立て、客観的に改善案を考える工程が、より良いサイト制作につながるのだと学びました。