ボードゲーム『エビフライエフェクト』デザイン秘話

OVERVIEW

ゲームマーケット2022年春にて開始30分で完売した大人気ボードゲーム『エビフライエフェクト』。様々なボードゲーマーを驚かせた強烈なデザインについて、デザイン担当が制作のポイントを解説する。

YEAR 2022

▼「エビフライエフェクト」とは?

エビフライの話題を使ってストーリーを紡いでいくシュールな心理バトルゲーム。
ボードゲームの即売会であるゲームマーケット2022年春にて発売開始。

▽ゲーム概要

語り手をバトンタッチしながら、手持ちのカードで物語を紡ごう!
「アイツ、エビフライの話してる!」と思ったら、誰よりも早くエビフライをつかみ取れ!
作り話で駆け引きするストーリートーク心理バトルゲーム。

▽PR動画

▼デザインのポイント

本作のデザインをする上でこだわった点は多々あるが、特にこだわった点は大きく2つ。

① インパクトのあるパッケージデザイン

「エビフライエフェクト」では、パッケージ全体で揚げ物を表現するようなデザインを採用している。

通常、ボードゲームのパッケージには、
①メインタイトル
②メインイラスト
③ゲーム情報(プレイ人数やプレイ時間、対象年齢など)
④製作者情報
の情報が掲載されていることが多いが、
敢えて情報量を絞ることで「シュールさ」や「揚げ物」などメインの要素を目立たせ、
インパクトのあるデザインに

▽パッケージイメージ


②「クスッと笑える」コンポーネント

「エビフライエフェクト」の箱の中身は、なんとエビフライ弁当となっている。

▽エビフライ弁当

エビフライはリアリティを重視し、食品サンプルを使用。

またカード裏面をご飯の写真、説明書の背景にキャベツの写真を使用することで、エビフライ弁当のような構成にした。
箱を開けた瞬間に「何これwww」と笑えるようなコンポーネントとすることで、
ユーザーが「見て楽しい」ゲーム作りにこだわった

尚、ご飯の写真は特定のカードに限定して使用し、メインで使用するカードにはエビフライのシルエットを使ったデザインを採用し、ご飯の主張が強くなりすぎないよう注意した。

▽デザイン全体像

【余談】写真素材は自分達で調達

「エビフライエフェクト」では、揚げ物の衣の写真やキャベツの写真など、様々な食べ物の写真を使用しているが、全て自分達で撮影した写真を使用という謎のこだわりをもって制作した。

※撮影に使用した揚げ物(エビフライ、ハムカツ、アジフライ、メンチカツ)とキャベツは全てメンバーで美味しくいただいた。

▽撮影した揚げ物でいっぱいのフォルダ

▼エビフライエフェクトが気になったら…

「エビフライエフェクト」についてもっと知りたくなった方は、下記リンクをチェック。
BOOTHにて絶賛販売中。

▽プレイ感想まとめ
https://twitter.com/i/events/1576195014178111488?s=20

▽オンライン販売
https://booth.pm/ja/items/3817668



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