【架空案件】ペット保険 バナー

OVERVIEW

ペット保険のキャンペーン訴求バナーを制作しました。 “ペットを家族の一員と考える飼い主”をターゲットに、安心感と親しみやすさを意識したデザインを心がけています。限られた情報量の中でも視認性と伝わりやすさを重視し、キャンペーン内容や行動喚起が自然に伝わるよう工夫した作品です。

YEAR 2025

HerTechのCanva自習会で取り組んだ架空案件のバナー制作課題です。

テーマは「ペット保険」。以下のようなペルソナ・要望に沿って制作しました。


【クライアント】

PET PROTECT


【掲載媒体】

Instagram


【バナーサイズ】

1080px × 1080px


【会社情報】

動物愛護団体にも加入している企業

ペットの安心・安全・守るを第一に考える会社です。


【ペルソナ】

  • 家族に動物がいる方
  • 何かあったときに人間と同じように治療費が心配
  • 毎月の病院代が結構かかって出費がある


【キャンペーン情報】

  • うちの子マグカッププレゼント! 

当初に登録した愛犬・愛猫のお写真をマグカップにプリントしてオリジナルマグカップをプレゼントします!


【入れて欲しい内容】

  • インパクトのあるキャッチコピー(お任せします)
  • キャンペーン情報
  • 誘導ボタン(お見積もりのページへ飛べるボタン)
  • 支給画像は最低一枚は使用して欲しい


【その他の希望】

  • 雰囲気やデザインのテイストはお任せします。

【デザインのポイント】

ペットを家族の一員と考える飼い主さんをターゲットに、安心感と親しみやすさを意識したデザインに仕上げました。

  • 芝生の上でくつろぐ犬と猫の写真を使用し、自然な温かみと「家族団らん」のイメージを演出。

  • 縦書きと横書きを組み合わせた文字配置により、視線の流れを工夫しながら視認性・可読性も確保。

  • メインコピー「家族だからこそ、安心の備えを。」は縦書きで印象的に配置。

  • 「ペット保険」の文字は、明るいミントグリーンの吹き出し型で、視認性と親しみやすさを両立。

  • フォントは柔らかい印象のものを使用し、優しさ・安心感を視覚的にも表現。

  • 配色はブルー・グリーン系をベースに統一し、信頼感(ブルー)と癒し(グリーン)をバランス良く伝えるカラー設計。

  • 特典である「うちの子マグカッププレゼント」はビジュアル付きで具体的に表現し、ユーザーの関心を引きやすく。

  • 星や肉球などの装飾アイコンを用いることで、可愛らしさと視線誘導を両立。

  • 「お見積もりはこちらから」のボタン風エリアにも肉球アイコンを添えて、クリックを促す演出に。


【制作時間】

合計:約3時間

初稿の8割を1時間で制作し、その後1時間で一度完成。さらにフィードバックをもとに1時間かけてブラッシュアップしました。


【意識したこと/工夫した点】

  • これまでの制作課題と比べて情報量が少なめのお題だったため、レイアウトのバランスに特に注意し、余白が間延びして「寂しい印象」にならないよう工夫しました。

  • クライアントからのテイスト指定がなかったため、自分なりに「ペット保険に求められる信頼感・安心感」が伝わるような配色を選定。ブルーやグリーン系をベースに、視認性にも配慮したカラー設計にしました。

  • キャンペーン情報(マグカッププレゼント)がひと目でわかるように、マグカップのモックアップや星のアイコンなどを使用し、視覚的に訴求力のある見せ方を意識しました。

  • 視線の流れを自然に誘導できるよう、テキストやアイキャッチ要素の配置にも工夫を凝らしました。縦書きと横書きの組み合わせや、目を引くカラーの吹き出しなどにより、伝えたい情報が順に伝わるように設計しています。


【難しかったこと】

  • 情報量が少ないバナーだったため、初稿では余白が多く、画面が間延びして見えてしまう課題がありました。そこから要素の大きさや配置、あしらいの追加などを重ねて、バランスよく情報が伝わるレイアウトに仕上げるまでが難しかったです。

  • 「安心感」を与えるために柔らかい色味を使う一方で、背景とのコントラストが弱くなり文字の視認性が下がってしまうという課題がありました。そのため、配色の見直しや、文字にエフェクトを加えるなど細かい調整を行い、どちらも両立できるよう工夫しました。

  • 全体のトーンとしてビジネスライクな信頼感を保ちつつ、ペットの可愛らしさにもマッチするような装飾(あしらい)の選定が難しかったです。ポップになりすぎず、かといって堅すぎない、絶妙な雰囲気を出すためのデザイン調整に試行錯誤しました。


【気づき・学び】

  • デザインの印象と機能性(視認性)のバランスを取る難しさを改めて実感しました。特に優しい配色を選ぶと文字が読みづらくなる場面が多く、デザイン性だけでなく機能性も常に意識する必要があると学びました。

  • 「うちの子マグカップ」のモックアップ制作を通して、取手の位置や見せ方など、小さなディテールが全体の印象に大きく影響するということに気づきました。細部まで気を配る大切さを改めて実感しました。

  • 視線誘導を考えながら配置や装飾を行う中で、情報の「優先順位」を明確にした上でデザインを組み立てる重要性に気づきました。ただ並べるのではなく、「どの情報を最初に見てほしいか」を意識することで、伝わりやすいバナーに仕上がることを学びました。

  • クライアントの要望が明確でない場合でも、ユーザー目線を意識して主体的にデザインの方向性を決める力が求められると感じました。今回、自分で「安心感」「信頼感」といったキーワードを軸に設計することで、提案型のデザインを実践できたことが学びになりました。


見た目だけでなく「伝わる」「信頼される」デザインを意識し、課題に対して自分なりの仮説と工夫を持って取り組みました。これからも考え続ける姿勢を大切にし、任せて安心と思ってもらえるデザイナーを目指します。

ここまでご覧いただきありがとうございました。