新規OPEN美容室のフライヤー
SHElikes MULTI CREATOR PROJECTの課題で、新規OPENする美容室のフライヤー制作に取組みました。【制作時間:20時間 使用ツール:Illustrator】
<目次>
①クライアント情報・要件書
②制作物(フライヤー)
③工夫したこと
④制作を通して学んだこと
①クライアント情報・要件書
■クライアント情報
クライアント名:SHE Tokyo
銀座に拠点を構える、骨格理論に基づいたスタイル提案が売りの美容室。オーダーしていただいた髪型をそのまま再現するのではなく、一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限似合うようにカスタマイズし仕上げることを得意としている。スタイリストは皆モデルご用達の有名店で腕を磨いた実力派。
■ターゲット
少し高めの料金設定であっても確かな腕のスタイリストに担当してもらいたい、ヘアスタイルにこだわりのある方。
■制作目的
オープン/キャンペーンの告知をすることで新規会員を大きく獲得すること。認知を得ること。
■必要要素(クライアントから提供されたWF)
・レイアウトはあくまでイメージなので、要素がすべて入っていればレイアウトは変更可
・紙の向きは縦でも横でも可
・制作する中で追加した方がいいと判断した要素は追加OK
・写真はデザイナー側で用意する
②制作物
③工夫したこと
■ゴールのための必要アクションの具体化
クライアントから示されたゴールは「新規会員の獲得・認知の拡大」でしたが、そのためにユーザーにどういったアクションをとってもらえば、そのゴールを達成できるのかを分析しました。今回は予約優先制ということからも"電話あるいはLINEから予約をして来店してもらうこと"を必要アクションと考えました。
■ペルソナの検討
クライアントのターゲット層に合致するペルソナを具体的に検討し、どうすれば上記で設定した"予約して来店してもらうこと"ができるのか、そのためにはどんな情報が必要かを洗い出しました。またユーザーのニーズを満たした上で「予約してみたい」と思わせるには、どのようなトンマナ・情報設計が最適かを検討し、フォント選び・配色・写真選びに気を配りました。
■ユーザーストーリーの検討
上記で予約のために必要な情報を洗い出した後、ユーザーストーリーを検討し、電話・LINEでの予約につなげられるよう、各要素の優先度を分析し、配置や強調する要素の検討などの設計を行いました。
■目を引くポイントを作ること
フライヤーということで、最初に目を留めて興味関心を惹かなければ、読んでもらえずに処分されてしまうという懸念から、目を引くポイントを作ることを意識し制作しました。表面は①モデルの写真、②"骨格理論に基づくスタイル提案"(キャッチコピー)、③"GrandOpen”、④MAX30%OFFという順序でポイントを作りました。
■表面から裏面にも目を通してもらう
目を引くポイントを作って惹きつけたところで、表面に記載する情報を思い切って絞り、お店の場所がどこにあるのか、メニュー料金などは裏面に記載して、表面から裏面にも自然と目を通してもらえるように設計しました。
④制作を通して学んだこと
■WEBと印刷物制作の違い
文字サイズの感覚などがWEB制作とは全く異なるため、フライヤーについて調べ、文字サイズや制作方法などについて理解を深めました。アウトライン化やトンボなど、印刷物制作に不可欠な最低限の知識が身につきました。
■デザインの原則を意識すること
印刷物は手にとってまじまじと見る機会も多いことから、WEBと同じかそれ以上にちょっとしたズレや違和感が目につきやすいと思い、まとめる・そろえる・くりかえす・強調するというデザインの原則をしっかりと意識して、少しのズレもないように制作することを心がけました。
■実際に印刷して色味やサイズ感を確認すること
PC画面上で見る制作物を実際に印刷した制作物では、色味やサイズ感が異なることがあるため、Illustratorで制作した後は納品前にコンビニなどで印刷し、仕上がりを確認しました。1回目に印刷したときは、背景色がPC上よりも青みが強く印刷されたため、背景色を変更し、よりグレーみの強い色に変更しました。