Holiday オンライン旅行相談機能 LP制作

OVERVIEW

おでかけ・旅行プランの投稿・共有サービス「Holiday」の、旅行予約・旅行中のサポートまでがすべてアプリ上で完結する「オンライン旅行相談機能」の開発におけるLPの制作をしました。

YEAR 2021




制作課題と過程


クリエイティブパートで目指す課題解決は、本機能が持つ複雑さを単純明快な形で翻訳し、機能の価値をユーザーにしっかり理解してもらうことでした。


本機能は、旅行の相談・旅行中のサポート・さらに現地のアクティビティや保険など旅に必要なすべての手配を、ユーザーニーズに合わせ最適な旅行代理店にオンラインで手軽に相談・依頼ができるというものです。


さらに、Holiday上で作成されたプランを元に相談できるという、既存の旅行代理店にはないHolidayならではのアプローチも本機能の価値でした。


しかし、単純に「オンライン旅行相談」と打ち出しても、すでに個々の旅行代理店が行っているビデオ通話でのオンライン相談と同じ価値であると思われてしまうことや、そもそも旅行代理店で相談をすることの価値を見出せていない層も少なくないことが課題として挙げられました。

既存のオンライン旅行相談との差異、旅行代理店の本来の価値を理解してもらうなどを踏まえると、本機能の価値をそのまま伝えるには複雑であり、ユーザーが十分に理解できないまま離脱してしまう可能性が考えられました。

LP制作においては、構成の検討とビジュアル作成の大きく二つの工程に分けて制作を進めました。

本件の課題解決においてはLPの構成が鍵となるため、ユーザビリティテストを踏まえたユーザーインタビューを挟んで構成検討を行うことに。
構成検討の手順は下記の通りに進めました。



1. ベンチマークとアンチパターンの分析

構成のパターンとして近しいものはあるか、他サービス等のLPを参考に大枠の方向性を検討。



2. 仮説をもとにラフを作成→議論→ブラッシュアップ

ラフ作成にあたって、ユーザー像や価値仮説などの前提となる情報をまとめチーム内の認識を揃える。

前提の認識を揃えた上で、ラフを作成。
大項目として並べる情報・セクションに必要な要素・情報の並べる順番の最適解を固めるため、ラフを元に議論→ラフのブラッシュアップ、を数回繰り返す。



3. プロトタイプの作成

ユーザーインタビューで使うため、第三者が見ても内容がしっかり理解できるレベルのプロトを作成。
ビジュアルデザインについてはここでは検討せず、あくまで情報設計に絞ってフィードバックが得られるように準備。



4. 被験者にヒアリング

プロトタイプを元に不安な点や疑問点がないか、どんな情報が決め手になるのか等をヒアリング。
被験者のリクルーティングとインタビューのファシリテーションも一気通貫で行いました。



5. プロトタイプのブラッシュアップと再度ヒアリング

インタビューを元にプロトタイプをブラッシュアップ。
プロトタイプのブラッシュアップ〜ブラッシュアップ後のプロトタイプを元に被験者ヒアリング、の流れを3〜4回繰り返して構成として必要なものを抽出しました。




上記で構成を固めた後、ビジュアル制作を行います。


本LPのビジュアル制作の前提として、既存のオンライン旅行相談とビジュアルで差別化を図りたいこと、機能を説明する上でのわかりやすさを優先するため、イラストをメインとしたLPが必要そうだと考えました。

その上で、LPとして与えたい印象を言語化→キーワードとして昇華させ、キーワードに近しいイメージを探りました。



上記で大枠のイメージの方向性を定めた後にHolidayの世界観とバランスを合わせた形でイメージビジュアルを作成し、イラストレーターへの指示書を作成。


イラストが上がってきたタイミングで、全体のビジュアルを調整しデザインを完成させました。


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