ゲストハウス 〜融〜
OVERVIEW
学生時代に設計した作品のうちの1つ。 京町屋の商店様式と奈良町屋の形式を融合させたデザインと、ゲストハウスとカフェが一体となった設計としている。
かつて京都と奈良を結んでいた「京街道」沿いにある奈良の「きたまち」にて当該敷地を設定。
商業の街として栄えたことを考慮し、京町屋の商店様式と奈良町屋の形式を融合させたような町屋風のデザインを採用したことにより、歴史的な融合をバランスよく組み込めたと考える。
京町屋の商店はくぐり戸を抜けるとすぐに「店の間」があり、その奥に玄関があるという要素や奈良町屋のくぐり戸が敷地ギリギリまで迫っており、中庭が設けられていることなどの要素を組み込んだ。
「店の間」としてカフェを、くぐり戸として漆喰壁の門を、中庭を挟んでゲストハウスを融合させた。
外国人観光客をメインターゲットとし、日本のかつての建築様式に触れてもらうことで現在進んでいる「古民家再生プロジェクト」の一助となればと思い設計した。