【マーケティングトレース】FASIO

OVERVIEW

マーケティング力をつけるため、成功企業のマーケティング戦略を研究する【マーケティング/ブランディングトレース】を行いました。

今回のトレース企業は、コーセーのメイクアップブランド『FASIO 』です。

2021年5月に大きくリブランディングを行った結果、売上が前年比1割増し、20代の購入比率は2倍以上と大躍進を遂げました。

ブランディングトレース/ マーケティングトレースのフレームを用いて、今回の成功の要因を探りました。

●公式サイト https://www.kose.co.jp/fasio/

●Instagram https://www.instagram.com/fasio.official/

●Twitter  https://twitter.com/_fasio_

●YouTube https://www.youtube.com/user/fasioofficial


【企業「KOSE」の詳細】

■理念:美しい知恵 人へ、地球へ。

■『FASIO』 沿革

1976年、サンケア商品を中心としたレジャーのための“スポーツ”からスタート

1981年、業界初スポーツ専用総合化粧品ブランド“スポーツビューティ”デビュー

2000年、新たなターゲットに向け“スポーツビューティ ファシオ”が誕生

2004年、「パワーステイマスカラ3D」発売で人気を決定的なものにする

2014年、「テクニックよりテクノロジー」をコンセプトにリブランディング

2021年、「なじむ、らしさ、つづく。」をコンセプトにリブランディング

■中期計画

①最大の成長市場である中国/トラベルリテール市場を戦略的投資領域とし、 グローバル&ボーダレスな成長を実現する

②成長戦略実現に向けた、更なる顧客体験の追求

・よりパーソナルな顧客体験をデジタル/リアルの両軸から追求する

・ オンラインカウンセリングなど新たな接客価値 / デジタルコミュニケーション強化

③成長戦略・価値追求の推進のために、ターゲット層の拡大と国内販売体制の見直し

④環境への配慮・アダプタビリティを具現化した商品開発

■採用:ひとりひとりの輝きで、世界にキレイと感動を。

こだわりの”ものづくり”、独自のブランドマーケティング、世界で存在感ある企業へ


◆ブランディングトレース◆

【注目ポイント】

FASIOは、スポーツ専用の化粧品ブランドからスタートしたという歴史があり、これまでは「シンプル+高い機能性」を全面に押し出したブランディングを展開していました。その結果、主要な顧客層は40代前後の女性でした。

10〜20代女性からも選ばれるブランドになるために掲げた「自分らしさを表現できる、なじむメイク」というコンセプトは、どの世代の女性にも刺さるもので、これまでの主要顧客層にも嫌われないリブランディングができました。

また、商品画像に影を映すことで自然で優しい雰囲気を出したり、心地良さそうな女性の表情を多く見せることでコンセプトを表現しています。