ARカートアトラクション「HAOD KART GhostBattle」

OVERVIEW

MR(複合現実)デバイス「Hololens」を用いたゲームコンテンツを開発。 実物のゴーカートに乗り、アイテムを拾って相手に火の玉を放つシューティングゲーム。

【 概要 】
MR(複合現実)デバイス「Hololens」を用いたゲームコンテンツを開発。
実物のゴーカートに乗り、アイテムを拾って相手に火の玉を放つシューティングゲーム。
相手プレイヤーに火の玉を当てると得点。
最大8人、4チームに分かれてプレイし、制限時間内により多くの得点を獲得したチームが勝利となる。
カートを運転する楽しさを活かしつつ、アトラクションとして楽しめるコンテンツを目指した。
企画、開発ディレクション、UI/UXデザインを担当。

プレイ動画


【 プロダクトオーナー 】
株式会社meleap


【 チーム構成 】
・ディレクター / デザイナー:1名(本人)
・3Dアーティスト:1名
・バックエンドエンジニア:1名
・フロントエンドエンジニア:3名


【 期間 】
2018年1月〜6月


【 プロセス 】
Hololensを用いたカートアトラクション「HADO KART」の新規タイトルを制作。
テーマパークなどへの販売を目指し、企画から行った。

コンセプト設計
Hololensやカートの特性、テーマパークでの稼働などを考え、以下のように大枠を決めた。

ここから「家族で遊べるポップホラーなパーティゲーム」というコンセプトを設定。


プロトタイピング

実際にプレイしてみたり、ユーザーテストを繰り返すうち、HololensでのUI/UXデザインにおいて、様々な課題に直面した。


● Hololensの特性による課題
Hololensは透過スクリーンを用いて現実とCGを同時に見ることができるデバイスであるため、一般的なディスプレイのように使うことは難しい。

・追従速度の問題


・黒が透過してしまうという課題


・視野角の課題


● UIについて

一般的なディスプレイは、最終的に見ている画面は2次元になる。


しかし、Hololensでは最終的に見ている画面は現実世界と同じ3次元になる。


画面張り付きのUI表示は、Hololensに向いていない。
どうしても必要だが、MRでの表現が難しいものだけ表示するようにした。


● フィードバックについて

xRコンテンツでは、フィードバックがよく課題に挙げられる。
フィードバックを与えるには振動子などの外部機器が必要になるが、装着性やメンテナンスコストを考えると実用的ではない。
そのため、なるべくゲーム内で対応できるように考えた。

・得点時のフィードバック


被弾時のフィードバック


完成後

愛知県にある複合商業施設「ラグーナテンボス」にてイベント稼働し、多くの方々に楽しんでいただけた。