【課題】フライヤー制作
SHElikes MULTI CREATOR COURSEの課題で、架空の美容室のフライヤー制作に取り組みました。架空のクライアントからの依頼書とワイヤーフレームを元に、制作しました。 (制作時間:約10時間)
| 課題内容
■架空クライアントからの依頼:美容室をオープンすることになり、特別キャンペーンを実施するため、ポスティング用のフライヤー作成をしてほしい。
■架空クライアント名:SHE Tokyo
銀座に拠点を構える、骨格理論に基づいたスタイル提案が売りの美容室。一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限に合うように仕上げることが得意。スタイリストはモデル御用達の有名店で腕を磨いた実力派。
■ターゲット:少し高めの料金設定であっても腕のあるスタイリストに担当してもらいたい、ヘアスタイルにこだわりのある方
■目的:オープン・キャンペーンの告知をすることで新規会員を大きく獲得すること。認知を得ること。
■提供素材:ロゴ、ワイヤーフレーム
| 制作物
《表》
《裏》
| 工夫した点
1. ペルソナを考えた上で制作
今回は依頼書にペルソナがなかったため、自ら下記のペルソナを設定してから制作に取り組んだ。
【属性】
・東京在住
・30歳、ひとり暮らしの女性
・都内のメーカー事務職として勤務
【背景や行動】
・自分の持ち物は、自分が心から好きと思えるもので統一したいと思っている。
・ショートヘアに憧れて挑戦したことがあるが、失敗した経験があり、ロングにしてしまいがち。そのため、美容室選びの際は技術力のあるスタイリストが在籍しているかどうかを重視して選んでおり、高めの値段設定や自宅から少し遠い美容室でも自分に合ったカットを提案してくれる美容室を探している。
【ニーズやゴール】
・ロングヘアからショートヘアにイメチェンしたい。自分の髪質や骨格にあったカットがわからないため、技術力のあるスタイリストに提案してもらいたい。
2. 配色
「銀座にオープンする、芸能人御用達の店舗で実力を磨いたスタイリストのいる美容室」ということと、考えた上記のペルソナを元に、「シンプル・洗練・落ち着いた」といったワードをイメージし、グレー・ブルーグレー・ホワイトを使用した。また、そのイメージに「銀座の高級感」をプラスできるかつブルーの補色にあたる、イエローゴールドをアクセントカラーとして使用しました。
3. フォント
読みやすさを考え、本文には游ゴシックを使用し、その上で、「シンプル・洗練・落ち着いた・銀座の高級感」といったイメージを表現するため、見出しや強調したい部分には、セリフ体のGaramond ATF Textを使用しました。
| 制作を通して学んだこと
1. 紙の制作物のデータ作成方法
カラーモードはCMYKということや、トンボや塗り足し、フォントのアウトライン化の必要性を学びました。また、印刷物のデザインでは、文字の単位はWebと異なりpxではなくptを使用し、一般的によく使われるフォントサイズの目安も知り、Webのデザインとは感覚が異なるということも学びました。
2. 実際に制作物を印刷して確認することの必要性
制作物を実際に印刷してみると、色の出方がデータで見る場合と少し異なり、一部視認性が悪いと感じる箇所もありました。入稿前に制作物を印刷してチェックすることは、必ず必要だということを再認識しました。
3. 効果的なアクセントの付け方を学ぶ必要性
今回制作したフライヤーの中で一番伝えたいポイントは、「美容室がオープンすること」と「30% OFF」という点でしたが、「30% OFF」のアクセントが足りない(大きさが小さい、他の文言と比べてあまり目立たない)というご指摘を講師の方から何度か受けました。また、フライヤー制作で一番重要なのは、「大切なことが一目でわかるかどうか」ということも教えていただき、自分のアクセントに対する感覚(大きさや、目立たせるためのデザインの方法など)を養うことは今後の課題の一つだと感じました。これからも、さまざまなデザインを見て、そのデザインの工夫を言語化する練習をしていこうと思いますが、アクセントの付け方にも注目するようにしたいと思います。