2024_辰年の年賀状作成

OVERVIEW

とあるコンテストに応募した辰年の年賀状を制作しました。切り絵風にして畳の上で撮影というアナログな手法を用いて制作しました。

”辰”について考察

まず私は辰という生物について考察してみました。辰は、干支の中で唯一の空想上の生物です。そして、迫力があり、サイズもかなり大きそうです。この二つを踏まえて辰は親しみを持ちにくい生物だと考えました。

そこで私は辰を「親しみやすい形に変える」方針で制作することにしました。どんなふうに変えるかというと。私は辰をお正月に親しまれている「福笑い」という遊びの顔を辰にすることで親しみやすさを出そうと考えました。


ラフ

まずラフでどんな要素があったらより良い画面が出来上がるか、どこに何がくるか、どんな紙を使用して何が必要かを書き出しました。畳はあまり鮮やかな色ではないため、赤、緑、黄色という原色に近い色で作ることで絵が目立つようにしました。


そして完成した作品がこちらです。

赤い梅の花は正月らしく、辰の緑と畳の色で地味になってしまいそうな画面を華やかに仕上げられるのではないかと思い配置しました。そして紙を質感を感じられる紙にすることでより温かみのある作風にしあげました。


作品制作ではパソコンを使用することが多いためアナログ的な表現を忘れがちになりますが、こういう表現を利用するという視点を忘れず作品を制作していきたいと感じました。