美容室フライヤー制作
SHElikes MULTI CREATOR COURSEの課題で、骨格理論に基いたスタイル提案が売りの美容室の特別キャンペーンフライヤー制作に取組みました。(制作時間:17時間)
目次
1.課題概要
2.制作したフライヤー
3.工夫したPOINT
4.制作を通して学んだこと
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■課題概要
【クライアント】
銀座に拠点を構える、骨格理論に基づいたスタイル提案が売りの美容室。オーダーしていただいた髪型 もそのまま再現するのではなく、一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限似合うようにカスタマイズ し仕上げることを得意としている。スタイリストは皆モデル御用達の有名店で腕を磨いた実力派。
【クライアントからの要件】
目的▶オープン/キャンペーンの告知をすることで新規会員を大きく獲得すること。 認知を得ること。
ターゲット▶少し高めの料金設定であっても確かな腕のスタイリストに担当してもらいたい、 ヘアスタイルにこだわりのある方
【必要要素】 クライアントからのワイヤーフレーム
■制作したフライヤー
表面
裏面
■工夫したPOINT
①目的やペルソナを理解したトンマナ設定
クライアントからの要件を元に、より詳細にターゲットを絞るため、ペルソナを設定しました。
また、クライアント情報とペルソナ情報を以下のように分解し、トンマナを設定しました。
・クライアント情報
①銀座に拠点を構えるヘアサロン。スタイリストは②実力派のみが在籍し、③骨格理論に基づいた提案を得意とする
▶ここから想起されるヘアサロンの特徴イメージ
①高級感、流行の最先端 ②自信のある、スタイリッシュ ③技あり、特別感
・ペルソナ情報
④少し高めの料金設定であっても、⑤確かな腕のスタイリストに、自身に似合う ヘアスタイルを提案して欲しい、⑥20代後半~30代の女性
▶ここから想起されるクライアントが求めるヘアサロンのイメージ
④洗練された、特別感 ⑤信頼、おしゃれ ⑥落ち着いた大人の空間
以上①~⑥の要素を整理し、トンマナへ落とし込みました。
【設定したトンマナ】
また、メインカット、裏面ともに大理石のテクスチャを加工して使用する事で、
「高級感」や「特別感」を演出。
掠れたブラシであしらいを加え、抜け感とモダン要素を追加しました。
②情報の優先度を洗い出し、視線誘導を意識した要素の配置
表面については、競合他社と比べた際に、クライアントの売りポイントとなる「骨格理論に基づいたスタイル提案」を左上に配置し、背景にあしらいを置くことで、一番最初に目がいくように設計しました。また、Zの法則で情報を自然とインプットできるように、下記の様に情報に優先度をつけ配置しました。
①.美容室の売りポイントを左上に配置し、すぐ下に30%OFFの文字を配置▶ターゲットに興味をもってもらい、お得なキャンペーンがあることを伝える。
②.店名、グランドオープン、オープン日時をひとかたまりに配置▶一目で必要な情報を伝え、新規顧客獲得に繋げる。
③.店内の写真を配置▶店内の雰囲気を掲載する事で、実際に来店する際のイメージを具体的にしやすくなり、来店の心理的ハードルを下げる。
④.美容室の詳細情報。
⑤.美容室の基本情報をまとめて配置▶QRコードを追加することで、WEB予約の導線を確保。来店予約の方法を複数提示することで、新規顧客の獲得に繋げる。
裏面では、線のあしらいで項目ごとに区切り、余白を充分に保つことで視認性を確保。「確かな腕のスタイリスト」であることを示すために、スタイリストの個人のインスタグラムのIDを掲載。スタイリストの過去の経歴を、より詳細に調べられるようにしました。また、メニューの箇所では特におすすめのメニューを提案する事で、選択のストレスを減らす工夫を行いました。同様に、スタイリストが最も得意とする事を一文掲載し、自身の悩みに合うスタイリストを選択しやすいようにしました。
■制作を通して学んだこと
WEBではなく、初めての印刷物の課題を通して制作するための心得や基礎知識(トンボや文字のアウトライン化、画像の埋め込みなど)を学ぶ事が出来ました。また、限られたスペースの中では、文字の大きの区別をしっかりとつけることで、情報の優先順位を明確に示すことが大切だと学びました。情報量が多く、ただでさえ雑多な紙面になりがちなので、文字のサイズは「最大」「中間」「最小」位の区別をつけるよう意識して、優先順位の高い情報を的確にターゲットに伝えるためにはどのように他の要素を配置していけばよいのか考えながら、足し算と引き算のデザインをすることが大切だと感じました。