【課題】UIUX改善|2025.8
OVERVIEW
SHElikes PRO デザイナーの実践課題で、ECサイト「SHEloves」のUIUX改善の提案資料作成に取り組みました。既存のWebサイトにおいてクライアントが感じている課題をUI/UXデザインにより解決することを学びました。(制作時間:約19時間)
<要件定義>

ミレニアル世代=1981年〜1990年代半ば生まれの世代。2025年現在は35~44歳。
- デジタルパイオニア(デジタルが身近に。10代の頃からSNSに親しむ)
⇒ECサイトやSNSの操作に慣れているユーザー。競合他社で多く採用されている機能は不足の無いようにしたい。 - 「モノ」より「コト」、「所有」より「共有」(物が豊富な環境、物欲が少なく、体験やシェアする消費行動を好む)
⇒口コミなど”他のユーザー”が購買行動のきっかけになる可能性が高い。SNSシェアの機能も積極的に取り入れたい。 - 多様性や個の重視
- 環境や社会問題への関心
- ワークライフバランスの優先
⇒サイトイメージ・商品詳細ページについても”機能性”より”世界観”のアピールをしっかり行う。
<解決する課題 1(全体イメージ)>
フォームでの離脱率が大きくカートに商品が入っても購入にまで至っている人が少ない

<課題が発生している要因>
- 1ページでの入力内容が多く面倒に感じる
- 入力例や補足説明がなく、入力方法に迷いが生じる
- 決済画面が簡素でプライバシー情報を入力するのに抵抗を感じやすい
- カートの時点で送料が入っておらず、確認画面で初めて正確な支払い額が出ている
- お気に入り機能が無いため、カートをお気に入りリストにしている可能性がある
<要因を解決するための要件 >
必須要件:
- カートに入れる→購入完了までのステップを短縮する
- フォーム1ページで入力する内容を絞り込む
- ユーザーが迷わず正確に情報入力できるようにする
推奨要件:
- 信頼できるサイトであることが伝わる画面にする


<解決する課題 2(全体イメージ)>
ほしい商品が見つけづらく、商品をカゴに入れずに離脱している人が多い

<課題が発生している要因>
- カテゴリ分けが無く探しづらい
- 特集など「欲しい」の切り口・誘導口が無い
- おすすめ商品、新着商品、SALE商品など、訴求に強弱が無い
- 商品詳細の画像や説明のコンテンツが少なく、商品のイメージが伝わりづらい
<要因を解決するための要件 >
必須要件:
- 商品を分類して検索しやすくする
- 特集やおすすめ商品などの誘導口を設置する
- 商品詳細のコンテンツ充実
推奨要件:
- ホーム画面の商品一覧の訴求度を上げる
- 商品詳細からそのまま離脱しないよう回遊できる仕組みを作る



<工夫した点>
- 前職でECサイト運用を長く担当していた経験を活かし、クライアント・サービス内容・ターゲット層なども読み込んで、分析した上で課題に取り組みました。
- 最初はとにかく気づいたことをすべてリストアップし、その後でクライアントに実際にプレゼン提案することを想定しながら、資料に順序だててまとめていきました。
- “解決する課題”に対して、ピンポイントですぐに改善できそうな必須要件はしっかりおさえつつ、推奨要件や文言のみのアイデアなども盛り込むことで、クライアントがまだ認識していない問題や改善点などもご提案できる内容になったのではないかと思います。
<学んだこと>
- Figmaの基本的な使い方と、既存のUIに対する改善提案の流れを学べました。
- コンポーネントなどFigmaの機能を活用することで、効率良く様々なバリエーションのUIを作成することを学べました。
- Photoshop・illustrator・Figmaなど、色々なツールでのアウトプットを行うことで、スキルの幅が広がりました。
