bAmiについて

OVERVIEW

写真を撮影時に重ねられるアプリ「bAmi」をつくろうと思った理由と、苦労したこと、できたこと、これからやっていきたいこととかのメモ

YEAR 2022

つくろうと思った理由

絵を描くときに、「人は描けるけど、背景が描けない」と思ってしまうことがときどきありました。そういうとき、写真とかを使ってなんとか描いたりするのですが、既に描いた人と資料として用意した背景の角度や大きさが合わなかったりします。

デジタルで描く場合、大きさは調整すればなんとかなるけど、角度は難しい。頭でその資料の風景を分解して再構築しなくては人に合わせられない。体力があるときはいいんですが、サラッと描きたいときにはけっこう大変な作業でした。

描けない人間からしたら、人の角度や位置が、資料の条件に依存させられるような気持ちになる(描けるようになればいいんですが)。

そんなわけで、あらかじめ人を描いておき、その画像をまるでフレームのようにカメラに上乗せして写真を撮れるアプリをつくりました。


苦労したこと

そもそもアプリのつくり方を知らなかったので、Swiftを1から勉強した。Macも買ったので、出費がすごかったです。

つくってみたらつくってみたで、上乗せした画像と背景の画像がずれました。撮影時には合っているくせに、保存するときにずれる。仕方がないので、上書き画像を合わせて写真を撮る→一旦背景画像を保存する前にプレビューして、上書きの画像をそのプレビューに合わせる→画面全体をスクリーンショットで保存、という流れになっています。微調整もできるので結果オーライかもしれないですが、不恰好だと思っています……

上記も含めて、iPhoneの大きさに対してのレイアウトも難しかったです。当時はXRだったのでピッタリでしたが、小さいiPhoneを使うと撮影時から既にずれていました。ただ、上記のような保存方法をとったおかげで写真を任意の角度で撮るという機能自体は使えています。


できたこと

ひとまず機能が使えていること、リリースできたこと、今も使っていること、はよかったのではないかと思います。

あと、アプリのロゴと名前の付け方は成功したかもと思っています。

名前が機能を表しているのと、地面にはる養生テープとかの色を文字に装飾できたのはよかったです。

SFシンボルも使ってみました。当時はコード書きながらいいアイコンを探していましたが、今度はきちんとつくり始める前からざっと眺めて良いアイコンを採用できるようにしたいです。


これからやっていきたいこと

なんとかなっているが、レイアウトの崩れはよくないからなおしたいです。絵を描くために利用する分には下書き程度にしか使われないので問題なさそうですが、来てみたい服を重ねて撮ったり、置きたい家具を重ねて撮ったりと利用シーンはあるはずなので、対応できるようにしていきたいです。

理想は、漫画などを描く人が、人をざっと描き、背景写真もざっと撮り、セットにしてアシスタントの方などに渡して依頼することができればよいかもと思っています。

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