5_行政向けサービスの比較・資料請求サイト『RABAN』

OVERVIEW

自治体・行政機関向けのサービス比較・資料請求プラットフォーム。行政DXや自治体業務の効率化に関するサービス・システムを提供する企業の情報を一元化し、比較・検索・資料請求が可能。自治体の担当者は、導入事例や価格、機能などを比較しながら、最適なサービスを効率的に選定することができる

YEAR 2021 - 2024

期間
・2021年10月~2024年04月

チーム
・3〜9人

技術スタック
・バックエンド: Ruby on Rails
・フロントエンド: ERB(テンプレートエンジン)、JavaScript、CSS
・データベース: MySQL

インフラ
・AWS(ECS, S3, Route 53, Lambda, CloudWatch)

開発環境
・Docker

バージョン管理
・GitHub

役割
・設計、フロントエンド・バックエンド開発、テスト実装
・Pull Request確認


課題と対応

1. おすすめ記事機能の改善

課題
・既存のおすすめ機能は事前データを用いた固定表示で、ユーザーの行動に基づいたリアルタイムなパーソナライズがされていなかった。
・実際の関心とは無関係なコンテンツが表示され、アクセスや資料ダウンロードにつながらなかった。

対応
・リアルタイム集計と事前集計を適切に分離し、ビジネスサイドに提案。
?ユーザーのアクションにスコアを付与し、関連度ポイントを算出して精度の高いおすすめ表示を実装。

結果
・処理速度を維持しつつ、より精度の高いおすすめ機能を提供。
・資料ダウンロード数が増加し、ユーザーのエンゲージメント向上。

2. バージョンアップ対応(Rails 6系 → 最新版)

課題
・Rails 6系、Ruby 2.6系がEOLを控えており、大幅なバージョンアップが必要だった。
・ファットメソッドが多く、テストカバレッジが低いため、アップグレードに伴う影響範囲が広かった。

対応
・すべてをリファクタリングする時間はなかったため、コア機能や複雑な処理を優先的に改善。
・可能な部分はテストを実装し、手が回らない部分は動作確認で対応。

結果
・4ヶ月でバージョンアップ完了し、全体のコードメンテナンス性・保守性が向上。
・テストカバレッジが改善し、将来的な拡張がしやすい環境を整備。