【課題】フライヤー制作
OVERVIEW
SHElike PRO デザイナーの課題で、美容室新規オープンのフライヤーを制作しました。ヒアリングから要件定義を行い、情報設計、ビジュアルデザインまでを一通り行いました。(製作期間:1週間)
*制作物*
表

裏

*概要*
- クライアント
クライアント名:SHE Tokyo様(架空)
銀座に拠点を構える、骨格理論に基づいたスタイル提案が売りの美容室。
オーダーしていただいた髪型もそのまま再現するのではなく、一人ひとりの骨格や髪質に合わせて最大限似合うようにカスタマイズし仕上げることを得意としている。
スタイリストは皆モデル御用達の有名店で腕を磨いた実力派。
*要件*
- ターゲット
料金設定が高めでも、確かな腕のスタイリストにヘアスタイルをお願いしたい人
ヘアスタイルに強いこだわりを持つ人 - 目的
オープンキャンペーンの実施の告知、新規顧客の獲得
リピーターの定着
* 必要要件*
1.提供されたワイヤーフレーム

2.その他
- 1枚目はパッと見て美容室だとわかるような写真が入っている事
- レイアウトに余裕があれば、地図を入れてほしい
- その他、載せた方がいいと考えた要素は追加可能
*想定したペルソナ*
31歳女性。
おしゃれ雑誌(例として美的)を愛読し、おしゃれには非常に関心がある。
銀座SIXのMaison Margielaに勤務しているため、常に最新トレンドには触れている。
悩みとして、自分の輪郭にコンプレックスがある。
そのため、ショートカットが似合わないが、チャレンジしてみたいと思っている。
*工夫・頑張ったポイント*
1.スタイル
- 色について
銀座という立地とペルソナのイメージより、「高級感」「モダン」というキーワードを設定し、深い青緑(PCCSトーンでダークグレイッシュぐらい)をメインとし、白とスキントーンに近いベージュでシンプルにまとめました。
アクセントカラーのピンクもトーンを落とし、落ち着いた中にも女性らしさを感じられるように設定しました。 - フォントについて
和文フォントは「源ノ角ゴシック VF」を使用し、可読性と高級感の間が取れるウェイトで設定しています。
欧文フォントは「Brandon Grotesque」を使用、ロゴの「SHE」の文字と近似させることで、統一感を出しました。
2.ワイヤーフレームからの変更点(提案)
- 文章のリライトを実施
実力派スタイリストが揃っている事をさらに強調させたいと考え、文章のリライトを実施しました。
ワイヤーフレームの表面の文章と、裏面のSTYLISTの部分、さらにヒアリングで「モデル御用達の有名店で腕を磨いたスタイリスト」という所を強調していたため、その3つの要素を合体し、表面は「美容室としての売り」、裏面は「スタイリストの紹介」に特化させて掲載しました。 - 裏面のレイアウト順の変更
売りとなっているスタイリストの紹介を一番上にし、実力派スタイリスト在籍の店であることをしっかり伝えたいと考えました。
3.その他
- 美容室のフライヤー制作における、一般的な考え方のリサーチの実施しました。
その結果、内観の写真がある方がより美容室の雰囲気がつかみやすく、お客様に届きやすいという事がわかり、内観の雰囲気の伝わる写真を追加しました。
*課題を通して学んだこと*
- フライヤーの種類や用途、イメージによって、写真やフォントの選び方が大きく変わる事。特にフォントは、ペルソナやキーワードによっても形だけでなく、ウェイトでも大きく変わる事を、様々試していく中で改めて実感しました。
- クライアントの求める形のさらに上を提案するには、リサーチの仕方も重要であるという事を学びました。
周辺の同業種がどういう特徴を持っているか、金額はどれくらいで、推定されるターゲットはどこかという事を読み解き、その上でこちらはどのように戦術だてるかを考える力が重要と認識、日々磨いていく事が今後も大切と強く感じました。

銀座という立地とペルソナのイメージより、「高級感」「モダン」というキーワードを設定し、深い青緑(PCCSトーンでダークグレイッシュぐらい)をメインとし、白とスキントーンに近いベージュでシンプルにまとめました。